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親の延命治療をどう判断する?
元気なうちに確認したい意思表示のポイント

2025.12.4

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年齢を重ねた親と向き合う時、避けて通れないテーマのひとつが延命治療に関する話題でしょう。


ただ、延命治療の可否は医学的判断ではなく、あくまで本人がどのように最期を迎えたいかに関する価値観の問題です。


そのため、元気なうちに本人の意思を確認しておくことが、後々、医師から判断を迫られた時に、家族全員の迷いを減らすための大切な事前準備になります。


本記事では、「どう話し合えばいいのか」「どんな項目を確認しておくべきか」「何を残しておけば、家族が迷わないのか」という意思表示の整理術に絞って解説します。


1.なぜ「元気なうちに」話す必要があるのか


この話題は、親が元気な時ほど切り出しにくいものです。

しかし、判断能力があるうちにしか話せない、切実な理由があります。


① 本人の意思を確認する最後のチャンスは、意外と早く訪れる


「まだ大丈夫」と思っていても、病気や事故は突然訪れます。

入院、急変、あるいは認知機能の低下などが起きると、本人の判断を聞けるタイミングは一気になくなります。


後から家族が判断しようとすると、

  • 家族間で意見が割れる

  • 元気なころの発言が曖昧で、確信が持てない

  • 「ご本人の意思はどうだったと思われますか?」と問われても、誰も答えられない


など、迷いや葛藤、後悔が一気に増えていく可能性があります。


② 親の価値観は、家族が思っているより多様


「延命は望まないはず」と家族が思っていても、本人は「家族に会える時間が延びるなら治療してほしい」と考えていることもあります。


逆に「長生きしたい」という言葉があっても、「意識がない状態で機械につながれてまで、とは思わない」という人もいます。

この微妙なニュアンスこそが、最も重要な情報です。


③ これは「人生会議(ACP)」と呼ばれるプロセス


近年、厚生労働省なども人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)という言葉で、このような事前相談を推奨しています。


*参考:人生会議


これは、もしもの時に備えて、自分が望む医療やケアについて、前もって考え、家族や医療・介護関係者と繰り返し話し合い、共有する取り組みです。

家族の負担を減らすための最低限の準備として、社会的に認知されつつあります。

 

2.延命治療に関する「意思表示」で押さえるべき3つの軸


医療行為の可否というより、何を大切にしたいかという価値観の確認が本質です。


①QOL(生活の質)をどう考えるか


どの状態まで自分らしく過ごせるかのラインを確認します。


  • 自分で食事ができる/できない

  • 意識がある/ない

  • 会話ができる/できない

  • 動ける/寝たきりでも良い


意識がなく、ただ機械で生かされている状態は望まないのか、たとえ寝たきりでも、意識があり家族の声が聞こえるなら治療を続けたいのか。

この価値観の優先順位を聞くと、判断軸が浮かび上がります。


②家族への負担をどう捉えているか


ここは、特にミドル層が悩む要素です。


  • 家族の通院や介護の負担が大きい治療は望まない

  • 逆に家族に判断の負担をかけたくないから、迷わず最大限助けてほしいと考えるケースもある

  • 介護の負担を最小化したい


本人の、家族にどうしてほしいかという意思を知ることで、後の迷いを避けられます。


③延命治療そのものへの考え方


医療行為の是非ではなく方向性を確認します。


  • できる範囲で自然に任せたい

  • 痛みをできるだけ取り除く治療(疼痛緩和ケア)を優先したい

  • 回復の見込みが薄い場合は、積極的な治療(昇圧剤、人工呼吸器など)の強度を下げたい


本人の方向性だけ分かっていれば、詳細な医療判断は医師と家族が個別に相談できます。

 

3.実際に話すときのポイント(家族が嫌がらない進め方)


延命治療の話題は重くなりやすいですが、言い出し方を変えることでスムーズにアプローチできるかもしれません。



①親の「心配していること」を聞くところから始める


「最近、同年代の人が入院する話が多いよね。お母さん(お父さん)はどう思う?」 「テレビで終活の特集やってたけど、どう感じた?」

と問いかけると自然に話しやすくなります。



②「延命治療の話をしたい」とは直球で言わない


「もしもの時に困らないように、生活の話をちょっと整理しない?」

など、生活全体の話の延長で取り上げる方法が効果的です。



③価値観の話として聞く


治療行為の賛否ではなく「どう生きたいか」「どう過ごしたいか」という人生観に焦点を当てると対話がしやすくなります。


4.確認できる準備が整ったら:シナリオで聞く


実際に具体的な場面を想定できるところまで会話が進んだら、「どう思う?」と聞く方が、本心が出やすくなります。


シナリオ① もし、口から食べられなくなったら


確認:「もし将来、飲み込む力が弱くなって、口からご飯が食べられなくなったら、お腹に穴を開けて栄養を入れる方法(胃ろう)や、鼻からのチューブ(経鼻栄養)を望む?」


シナリオ② もし、自分で呼吸ができなくなったら


確認:「もし肺炎や心不全で、自分の力で息ができなくなったら、喉に管を入れて機械(人工呼吸器)につなぐ治療を望む?」


シナリオ③ もし、心臓が止まりそうになったら


確認:「もし心臓が止まったら、心臓マッサージや電気ショック(心肺蘇生)を望む?」


シナリオ④ もし、回復が見込めない状態になったら


確認:「回復の見込みが薄いと医師に言われた場合、積極的な治療を続けることを望む? それとも、痛み止めだけを使い、自然な経過を見守ることを望む?」


これらの質問への答えが、そのまま家族が判断する際のお守りになります。


5.最後に:中高年に差し掛かった今こそ“お互いを守る準備”を


延命治療は「する・しない」を白黒つける話ではありません。

本質は、親の価値観を家族が理解し、迷いを減らすための意思の共有です。


そして、親が元気なうちに話すほど、本人も柔軟に考えられ、家族は後悔を残しにくくなります。


親が健在なうちなら、いつ始めても遅いものではありません。

むしろ人生経験が増え、どんな最期なら悔いがないのかを冷静に考えられる時期です。


あなた自身と家族の心を守るために、意思表示の準備を今日から少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

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